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内科

Internal Medicine

お知らせ

内科の特色

糖尿病(Diabetes/ダイアベティス)・内分泌代謝領域

当科では、糖尿病・内分泌代謝領域(糖尿病・脂質異常症・高血圧症・肥満症・痛風をはじめ、最近問題となっているメタボリックシンドロームなど生活習慣病)の診断・治療に力を注いでいます。 生活習慣病は年々増加し、いまや国民病の一つとして知られています。 特に糖尿病は放置していると腎障害(腎不全 含)、神経障害、失明や足壊疽など、合併症が発生し重症化します。合併症の発生初期は自覚症状が乏しいため、軽く考え受診が遅れがちとなり、治療介入が後手に回ると、その合併症は重症化していきます。
当科では糖尿病療養に必要な知識や血糖自己測定・インスリン自己注射などの手技を含めた治療方法を正しく習得しながら、 最新の精査治療を受けて頂けるよう、糖尿病教育入院を積極的に行っています。 糖尿病専門医を中心に専従看護師・栄養士・薬剤師など糖尿病療養指導士を交えたチーム医療体制で、 強力にサポートします。糖尿病教育入院は5泊6日(適宜延長)を基本としていますが、週末短期入院コース(血糖変動の確認作業や注射加療の導入など)も設けています。 当科では、インスリン治療を要する方、1型糖尿病の方の定期外来治療フォローも多く行っております。

呼吸器領域

当科の呼吸器領域では、 気管支喘息・肺気腫・慢性呼吸不全・呼吸器感染症の診断・治療や肺癌の精査・鑑別診断を外来診療で行っています。
健診での胸部レントゲン異常の精査はHRCTにて行います。 気管支喘息はステロイド吸入療法にてコントロールが容易になってきましたが、 発作が重積する場合は、入院管理がより充分できる関連の呼吸器専門医療機関にご紹介も行っています。 自己管理のためのアドバイスなども行なっています。 喫煙に関連した肺気腫はまだまだ多く、早期発見と禁煙が重要となります。 当科は禁煙を強く支持しています。また、肺炎など各種、呼吸器感染症の精査・治療も行っています。 精査の結果、肺結核を疑われる方につきましては結核専門医療機関に紹介致しております。

 

主な診療疾患

糖尿病・内分泌代謝

糖尿病

糖尿病は1型と2型があり、1型糖尿病は自己免疫異常によって膵β細胞(血糖値を下げるインスリンを製造分泌している細胞)が傷害され消失します。2型糖尿病は生活習慣病の中心で、不摂生が重なり長期間続くことで血糖値が相対的に増高し、全身の細胞や膵β細胞が疲弊します。これらの状況が長く続くほど血糖値は増悪し、合併症(神経障害、眼網膜症、腎障害、心血管障害など)が進行し悪化します。両者ともに生活習慣の適正化維持は重要です。さらに必要な場合はインスリン注射治療を含めた薬物療法の適正化も重要です。当科ではここを強力にサポートします。

脂質異常症

脂質異常は主にLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)と中性脂肪の異常高値がメインで、全身の各臓器(心臓、肝臓、腎臓、全身の血管など)を障害します。治療ガイドラインでは、年々厳格な治療目標を掲げて臓器障害の進展悪化抑制を呼びかけています。生活習慣の是正は重要ですし、必要なら薬物治療も必要です。それらの治療サポートを当科では積極的に行なっています。

高血圧症

血圧には収縮期血圧と拡張期血圧があり、特に収縮期血圧の高値が動脈硬化など心血管系疾患の発症因子になり得ます。次のメタボ症例が増える中、血圧高値を示す症例も増えており、後々に判明する心血管系疾患の新規発症なども危惧されます。近年、夜間高血圧(Non-Dipper型)が心血管系疾患の発症因子として知られるようになってきており、家庭血圧の補足が重要とされています。朝起床時の血圧が夜間血圧を最も反映しているとされており、朝起床時の血圧が高い症例へは、幸いにも降圧薬は多種使用可能となっておりますので、積極的治療薬介入が必要となります。

メタボリックシンドローム(メタボ)

内臓脂肪蓄積は心血管系疾患、脂肪変性疾患や癌などの原因とされています。当院の健診センターでも積極的な介入がされているところです。内臓脂肪蓄積の診断は腹部CT検査(Obesity Check)にて、臍位の内臓脂肪面積≧100cm2を陽性としますが、簡便ではないので、腹囲で代用(男性≧85cm、女性≧90cm)して判断し、ここに脂質高値(中性脂肪≧150 and/or HDLコレステロール<40mg/dl)、血圧高値(収縮期≧130 and/or 拡張期≧85mmHg)や血糖値高値(空腹時≧110mg/dl)のうち2項目以上合わせるとメタボリック症候群と診断されます。

生活習慣病

普段の食事内容や運動習慣など乱れた生活が長期間続くと、上記メタボリック症候群の構成因子である肥満(内臓脂肪蓄積)、血糖高値、脂質異常や血圧高値が出現してきます。体重はBody mass index:BMI(体重kg÷身長m÷身長m)で評価されます。18.5kg/m2未満は低体重となりますが、25kg/m2以上は肥満と判断されます。この数値が上昇するほどに肥満度が増すことになります。ここに該当する人は、なんとかBMI<25kg/m2を目指して各々が減量を試みることが重要です。当科はどうしても減量が叶わない肥満症例の減量サポートを入院治療(1ヶ月単位)で行なっています。

高尿酸血症(痛風)

最近はメタボリック因子(脂質、血圧、血糖値)に次いで第4の生活習慣病増悪因子として知られるようになってきました。尿酸は体内の酸化ストレスの防御因子でもありますが、過量に存在する(不適切な量)と、生活習慣病の増悪因子となるだけでなく、痛風や腎障害など実質的な疾患異常も併発する状況になります。尿酸高値の原因を精査し、適切な治療薬を適切な量で治療を確保し維持することが、上記疾患の発生阻止につながります。健康診断など自身の値を確認してみましょう。

 

呼吸器

胸部レントゲン異常

多くの場合が異常のない結節陰影等となりますが、肺癌やリンパ腫、結核など感染症と胸部レントゲン異常=肺疾患の診断には必要不可欠な所見となります。健康診断や偶発的などで胸部レントゲン異常を指摘されたら、まずは再検査で胸部CTなど受けるようにしましょう。

気管支喘息/肺気腫

アレルギー疾患の増加に伴い、気管支喘息症例も増えつつあります。胸部レントゲンや胸部CT検査、呼吸機能検査や呼気一酸化窒素(NO)濃度測定などで、診断もシステマチックに行えます。当院でも必要な検査を実施し、最新の治療薬を積極的に使用して治療にあたっています(呼吸器外来限定)。

診療実績

2023年度

定期外来通院フォロー患者数:5,260名( おおよそ2〜3ヶ月間隔で外来フォロー中です )
有症状の外来対応(職員検査も含):484名

糖尿病 糖尿病関連
腎臓病
肥満症
(MetS含)
脂質異常症 高尿酸血症 甲状腺 貧血 呼吸器
1,910名
(1型43名)
870名 524名 2,099名 912名 313名 403名 780名

医師紹介

  • 内科部長(栄養部相談役)

    美内 雅之

    みうち まさゆき

    専門分野

    糖尿病・内分泌代謝

    担当診療科

    内科

    資格・学位・経歴

    日本内科学会認定医
    日本糖尿病学会専門医(糖尿病内分泌代謝領域指導医)
    日本内分泌学会所属
    日本病態栄養学会所属
    日本慢性疾患重症化予防学会所属
    米国糖尿病学会所属
    欧州糖尿病学会所属
    アジア糖尿病学会所属

    治療に対する座右の銘

    全人的医療を基本とし、チーム医療を展開することで、個々の病態に応じた治療に努めます。

担当医表

午前/午後 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日(2・4週)
午前
8:30~11:30
小阪 佳恵
(糖尿病・内分泌)
美内 雅之
(糖尿病・内分泌)
南 雄三
(内科)
美内 雅之
(糖尿病・内分泌)
美内 雅之
(糖尿病・内分泌)
交代
南 雄三
(内科)
午後
12:30~15:00
美内 雅之
(糖尿病・内分泌)
南 雄三
(内科)
山木 香名
(糖尿病・内分泌)
井上 智香子
(糖尿病・内分泌)
山木 香名
(糖尿病・内分泌)
田邊 和也 宮武 明彦
(呼吸器)
診察13:30から
桑迫 崇裕 南 雄三
(内科)
北島 孝一
(1・3・5週)
倉敷 有紀子
(2・4週)
宮武 明彦
(呼吸器)

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診療担当表はあくまで予定です。
急な手術や医師の都合により、休診になることがありますので、事前にお電話にてご確認頂きますようお願いいたします。

教育入院・教室

当科では定期的に糖尿病教育入院を実施しています。血糖高値の原因精査&治療、糖尿病性合併症の精査、糖尿病教育および生活習慣自己管理指導などを交えて、退院後の血糖管理増悪阻止に努めています。月に何度かは集団糖尿病教室も同時開催(下記栄養指導項を参照)しております。

栄養指導

当院では、慢性疾患の患者さまに対して下記のような日程で栄養指導を行っていますので、ご活用くださいますようご案内申し上げます。
なお、栄養指導は一度当院の関連診療科に受診していただいた上で、担当医師の指示で行います。すべて予約制となっており、内容により個人別に指導する場合の個別指導と集団指導を行う場合(教室)とがあります。
主な個別指導内容:糖尿病、肥満症、痛風、心臓病、高血圧症、脂質異常症(高LDL-コレステロール、高中性脂肪など)、腎臓病、肝臓病、胃・十二指腸潰瘍、膵臓病等の疾病をお持ちの患者さまへの食事指導。
主な集団指導内容:糖尿病治療の基本となる食事療法について、毎月2回管理栄養士がお話しいたします。第1講座では糖尿病食品交換表の使い方について、第2講座では毎月テーマを変えて様々な内容で行い、当院医師からのお話もあります。詳細は掲示資料(2階エレベータ-横の血圧測定器前に掲示)をご参照ください。

▼個別栄養指導予約時間(※土曜日は第2、第4のみ実施しています)

曜日 午前 午後
月~金 9:00~9:30
9:30~10:00
10:00~10:30
10:30~11:00
11:00~11:30
11:30~12:00
12:00~12:30
13:30~14:00
14:00~14:30
14:30~15:00
15:00~15:30
9:00~9:30
9:30~10:00
10:00~10:30
10:30~11:00
11:00~11:30

資格取得

  • 糖尿病専門医 4名
  • 糖尿病療養指導士 7名
  • 病態栄養専門管理栄養士 1名

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本糖尿病学会
  • 日本病態栄養学会
  • 日本慢性疾患重症化予防学会
  • アジア糖尿病学会
  • 欧州糖尿病学会
  • 米国糖尿病学会

糖尿病患者会

当院には1987年設立の糖尿病患者会「つばき会」があります。日本糖尿病協会(大阪支部)に所属しており、毎年春に総会、秋にレクリエーション・お食事会を催し、 親睦を兼ね活発に活動しています。

 

お問い合わせ先

代表電話番号

06-4795-5505

受付時間

9:00~12:00/13:00~17:00

休診日

日曜日、祝日、第1・3・5土曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

医療法人伯鳳会 大阪中央病院

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