JR大阪駅西口より徒歩約4分。新鋭の都市型病院。

肛門外科

Proctology

肛門外科の特色

当院は、2015年に大阪北逓信病院から斎藤徹医師が異動し、肛門外科を開設しました。
近畿肛門疾患懇談会の前代表世話人、大腸肛門病学会認定の肛門専門医・指導医、臨床肛門病学会認定の肛門疾患技能指導医、技能認定医が複数勤務しており、肛門診療の基幹施設です。
難治性の肛門疾患や治療後の経過不良例が近畿地方や遠方からも紹介されており、日帰り手術や短期入院治療に対応し、患者さまの便宜を図っています。
また、診療実績を学会や研究会で積極的に発表し、診療レベルの維持にも努めています。

主な診療疾患

痔核(いぼ痔)

以下の手術的治療法を施行しています。
ジオン注®を注射するALTA療法、痔核根治術、外痔核切除術、これらの治療法を単独あるいは併用することにより治癒率の向上と、肛門が狭くなるなどの合併症を少なくすることや、形態的な美しさも可能な限り追及しております。
ALTA療法は日帰り手術が基本ですが、後期高齢者、抗血栓剤(抗凝固剤、抗血小板剤)を服用中の方は1-2泊入院して頂く場合があります。

痔瘻(あな痔)

アラビアゴムで治療するシートン法、肛門括約筋を温存する手術、切開開放術、肛門周囲膿瘍切開術です。
複雑痔瘻の比率が高いのは他院で治療困難な症例や他院における手術後の再発例が多く含まれるからです。

裂肛(きれ痔)

裂肛切除術、肛門狭窄形成術を施行しています。
肛門狭窄形成手術として、
SSG法(裂肛や瘢痕を取り除いて肛門外の皮膚と皮下組織を肛門内に移動して切除した部位をおおう方法)や、重症例にはV-Y plasty(厚みのある、長い皮弁を作成して移動する方法)を施行しています。

直腸脱

腹腔鏡手術による直腸固定術、肛門側からアプローチするDelorme法、Altemeir法、Gant・三輪法、Mu-RAL法(直腸粘膜縫縮術)などを施行しています。
出産時の会陰切開により括約筋が切れた方には、肛門括約筋に周囲の組織を付けて縫合し、肛門挙筋を同時に縫縮しています。
肛門挙筋の縫縮や会陰体形成は、直腸瘤や直腸膣瘻にも施行しております。

排便障害

直腸肛門管内圧検査を施行し括約筋のしまり具合を評価しています。
排便造影を施行し、機能的な排便障害や直腸瘤(直腸前方が膣方向に膨らむ)の診断をしています。
便失禁に対する新しい治療法である仙骨神経刺激療法にも積極的に取り組んでいますが、
加齢や直腸脱の影響で括約筋が緩んだ方に対するバイオフィードバック治療は行っておりません。

診療実績

2020年~2024年 主な手術実績内訳

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
痔核 517 622 757 894 892
痔瘻 521 561 599 734 755
裂肛、肛門狭窄 67 49 52 73 89
直腸脱 83 110 47 28 30
その他 168 104 153 130 154
1,356 1,446 1,608 1,869 1,920

 

医師紹介

  • 特別顧問

    齋藤 徹

    さいとう とおる

    専門分野

    消化器外科(大腸肛門)

    担当診療科

    外科

    資格・学位・経歴

    日本外科学会認定医・専門医・指導医
    日本消化器外科学会指導医
    消化器がん外科治療認定医
    日本大腸肛門病学会肛門領域専門医・指導医
    日本臨床肛門病学会理事・技能認定医・指導医
    近畿肛門疾患懇談会代表世話人
    内痔核治療法研究会代表世話人
    第3回日本臨床肛門病学会会長
    近畿外科学会特別会員
    京都大学医学博士

    治療に対する座右の銘

    基本に忠実に適応症を厳選してガイドラインを参照して正しい手順を遵守します。国内でトップレベルの治療を施行してトップレベルの成績を残します。

  • 肛門外科部長

    小野 朋二郎

    おの ともじろう

    専門分野

    肛門外科・消化器外科

    担当診療科

    外科

    資格・学位・経歴

    日本外科学会専門医・指導医
    日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医・指導医・評議員
    日本臨床肛門病学会技能認定医・指導医
    日本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医
    日本がん治療認定医機構がん治療認定医

    治療に対する座右の銘

    1人でも多くの患者さまが、良い肛門で良い排便習慣を維持できるように頑張ります。

  • 医長

    三宅 祐一朗

    みやけ ゆういちろう

    専門分野

    肛門外科、消化器外科

    担当診療科

    外科

    資格・学位・経歴

    日本外科学会専門医
    日本消化器外科学会専門医・指導医
    消化器がん外科治療認定医
    日本大腸肛門病学会肛門領域専門医
    日本消化器病学会専門医
    日本消化器内視鏡学会専門医
    近畿外科学会評議員
    大阪大学医学博士

    治療に対する座右の銘

    患者さまを笑顔にして自分も笑顔になる、そんな診療を目指しています。
    平成20年(2008年)卒。複数の大阪大学消化器外科関連施設において15年間、消化器外科医師として研鑽を積み、現在は肛門領域を専門に診療しています。肛門手術、便秘診療、内視鏡検査と専門的に幅広く診ますので何でも気軽に相談ください。

  • 外科医長

    竹中 雄也

    たけなか ゆうや

    専門分野

    肛門外科・消化器外科

    担当診療科

    肛門外科

    資格・学位・経歴

    日本外科学会専門医
    日本消化器外科学会専門医・指導医
    日本大腸肛門病学会専門医・指導医
    日本消化器病学会専門医
    日本消化器内視鏡学会専門医
    日本肝臓病学会専門医
    日本内視鏡外科学会技術認定医
    日本臨床肛門病学会臨床肛門病認定医
    日本がん治療認定医機構認定医
    消化器がん外科治療認定医

    治療に対する座右の銘

    肛門機能を温存し、なるべく痛くない治療をこころがけます。平成22年(2020年)卒。医師になって以来、肛門疾患を含む消化器疾患に対して真摯に取り組んできました。いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂孔)、あな痔(痔瘻)などお困りの症状に合わせた治療方法を提案させていただきます。

  • 外科医長

    渡部 晃大

    わたなべ あきひろ

    専門分野

    肛門外科

    担当診療科

    肛門外科

    資格・学位・経歴

    日本外科学会専門医
    日本消化器外科学会専門医
    消化器がん治療認定医
    医学博士(神戸大学)

    治療に対する座右の銘

    丁寧な説明と過不足のない治療を心がけています。
    平成26年(2014年)卒。神戸大学病院、兵庫県立淡路医療センター、公立宍粟総合病院、洛和会音羽病院で消化器・肛門外科医師として研鑽を積んで参りました。患者さまのお困りごとに真摯に向かい合い、適切な医療を提供いたします。

担当医表

肛門外科

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午前/午後 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日(2・4週)
午前
8:30~11:30
齊藤 徹 竹中 雄也 渡部 晃大 竹中 雄也 小野 朋二郎
午後
12:30~15:00
齊藤 徹 三宅 祐一朗 齊藤 徹 小野 朋二郎

←左右にスライドすることができます→

診療担当表はあくまで予定です。
急な手術や医師の都合により、休診になることがありますので、事前にお電話にてご確認頂きますようお願いいたします。

症例登録

当院外科では、手術を施行する患者さまの様々な臨床データを前向きに集積し、解析・評価をすることで、様々な臨床研究を行っております。
集積した臨床データや解析結果は、様々な国内外の学会や研究会での研究報告や論文報告に用い、我々が行っている手術術式を公の場で発表したり、議論したりして、新たな手技の開発、習得や、既存の手技の改善などに役立てます。
また、一般社団法人National Clinical Database(NCD)の外科手術・治療情報データベース事業にも協力しています。
一般社団法人National Clinical Database(NCD)の外科手術・治療情報データベース事業とは日本全国の外科手術・治療情報を登録し集計・分析することで医療の質の向上に役立て患者さまに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
臨床データの集積や、その解析のために、患者さまへ新たな侵襲を伴う行為を行うことや、患者さまへの治療内容が故意に変更されることは一切ありません。
臨床データの集積・登録に関する説明はこちらをご参照ください。

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臨床データ集積・登録についてはこちら

お問い合わせ先

代表電話番号

06-4795-5505

休診日

日曜日、祝日、第1・3・5土曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

医療法人伯鳳会 大阪中央病院

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