放射線科
Radiology
放射線科の特色
高度な技術と温かい心で、患者さん一人ひとりの未来を照らす
大阪の中心に位置する伯鳳会大阪中央病院は、地域医療の中核として高度な医療技術と温かい患者さん中心の医療を提供しています。その中で、放射線科は診断から治療まで幅広い領域で重要な役割を担い、患者さんの健康を力強くサポートしています。私たちは、最新の医療機器と専門性の高いスタッフによる質の高い医療を提供することで、患者さんの安心と信頼に応えられるよう日々努めています。
医療設備・装置
CT
コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)の略で、X線を使用し、人体の断面像を取得する検査です。
当院では2022年3月下旬に新規CT装置が導入されました。新たなCT装置は128列マルチスライスCT(シーメンスヘルスケア社製 SOMATOM X.cite)。この装置の特徴は、低被ばく検査・低量造影検査・AI技術搭載・ガントリ大口径による快適性向上などです。
CTについて詳しくはこちら
MRI
磁気共鳴画像装置(Magnetic Resonance Imaging)の略で、非常に強い磁石と電波を利用して体の内部の状態を検査します。
2022年1月に新規MRI装置が導入されました。新たなMRI装置は超伝導高磁場(1.5テスラ)MRI装置(シーメンスヘルスケア社製 MAGNETOM Altea)。
この装置の特徴は、ガントリ大口径による快適性向上・最新技術による高速検査・AI技術搭載・磁場均一性向上などの高画質化などです。
MRIについて詳しくはこちら
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SIEMENS社製 MAGNETOM Altea -
一般撮影(レントゲン検査)
フラットパネル型X線撮影装置 (Canon社製 CXDI)を外来部門、健診部門全てにおいて用いています。撮影後3秒以内でオペレーションパネルに撮影画像を表示でき、スピーディで効率の良い画像提供を行っています。
また、フラットパネル型の導入により、従来のレントゲン(CR型やフィルム型)より高画質でありながら低線量での撮影を可能としています。
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SHIMADZU 社製 RAD speed Pro -
Canon社製 CXDI
マンモグラフィー装置・デジタル乳腺処理装置
2014年3月に富士フィルム社製のAMULETが導入されました。
この装置は変換効率のよい直接変換方式FPD(フラットパネルディテクタ)を使用することにより、世界最小画素サイズ50μmを実現しており、低線量でノイズの少ない高精細画像を提供しています。
また、受診者をバランスよくやさしく支え、検査時の負担を軽減します。なお、撮影はマンモグラフィ認定資格を持った女性技師が主として担当しています。
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富士フィルム社製 AMULET -
マンモグラフィ画像
X線テレビ
胃透視や注腸の透視検査、各診療科の透視下治療で使用します。
高画質でありながら低被ばくでの検査が可能なフラットパネル型X線TV装置(Canon社製 ZEXIRA)を導入しています。各種手技に対応して、フラットパネルの特性を活かし、患者さまに低侵襲で検査を受けて頂けるよう配慮しています。
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Canon社製 ZEXIRA -
血管造影
当院ではより精度が高く、低被ばくでの血管内治療・検査(IVR)を行うため、2017年9月より最新式Phillips社製血管撮影装置Allura Clarityに変更いたしました。
これにより、患者さまへの負担を最小限にした上で各診療科の幅広いニーズに応えられる柔軟性と高精細な画像をご提供します。
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Phillips社製 Allura Clarity -
心臓カテーテル検査画像
骨塩定量
骨粗鬆症の診断や経過観察のために、骨密度を知ることができます。2017年にDXA法による最新鋭装置(日立アロカ社製DCS-900FX)が導入されました。腰椎および大腿骨を高速(約1分)で測定することができ、従来装置に比べて患者様の負担を軽減することができます。また、測定部位を自動検出することにより、データ集積に優れた測定精度(再現性)を実現しています。
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日立アロカ社製 DCS-900FX -
骨密度画像
診療実績
各種検査件数(2020年度)
診療部門
一般撮影 | 8,126件 |
CT | 3,280件(冠動脈CT:943件含む) |
MRI | 2,177件 |
マンモグラフィ | 354件 |
透視検査 | 375件 |
骨密度検査 | 364件 |
カテーテル検査 | 602件 |
健診部門
胸部撮影 | 59,663件 |
CT | 751件 |
MRI | 739件 |
マンモグラフィ | 6,858件 |
胃透視検査 | 18,153件 |
骨密度検査 | 978件 |
医師紹介
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放射線科部長
森田 吉多佳
もりた よしたか
専門分野
放射線診断一般・IVR・リザーバー等を用いた癌の治療(主に肝臓癌や消化器癌)
担当診療科
放射線科
資格・学位・経歴
日本専門医機構認定放射線科専門医
治療に対する座右の銘
放射線医学はITの発達に伴い日進月歩で進化しています。10年前までは考えられなかったような画像がCTでもMRIでも撮影できるようになっています。しかし、それも的確に病態に応じて検査を施行しないと見えるものも見えてきません。臨床的に必要な画像を、最低限の侵襲で提供できるように放射線科として努力していきたいと思っています。
その他
精密な診断を支える最先端の画像診断技術
放射線科では、X線撮影、CT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)、血管造影、超音波検査など、多岐にわたる画像診断技術を駆使し、病気の早期発見、正確な診断、治療効果の判定に貢献しています。
患者さま中心の温かい医療
私たちは、高度な医療技術を提供するだけでなく、患者さんの不安な気持ちに寄り添い、安心して検査や治療を受けていただけるよう、温かいコミュニケーションを大切にしています。検査前には、検査の内容や注意点について丁寧に説明し、患者さんの疑問や不安に真摯にお答えします。検査中も、患者さんの状態を常に観察し、声かけを行いながら、リラックスして検査を受けていただけるよう努めています。放射線科医、診療放射線技師、看護師、事務スタッフが一丸となり、それぞれの専門性を活かしながら、患者さん一人ひとりに最適な医療を提供することを目指しています。情報を共有し連携を密にすることで、より質の高いチーム医療を実践しています。
地域医療への貢献と未来への展望
伯鳳会大阪中央病院放射線科は地域の医療機関との連携を強化し、地域医療の発展に貢献していきたいと考えています。画像診断に関する依頼や相談など、積極的に引き受け地域全体の医療水準の向上に努めます。
また、常に最新の医療技術の習得に努め、より高度で安全な医療を提供できるよう、研鑽を積んでまいります。AI(人工知能)技術の導入や、新しい画像診断技術の導入にも積極的に取り組み、患者さんにとってより質の高い医療を提供できる未来を目指します。
私たちは、画像診断を通じて患者さんの健康と笑顔を守るために、これからも努力を続けてまいります。何かご不明な点やご不安なことがございましたら、遠慮なく放射線科スタッフにお声かけください。
お問い合わせ先
代表電話番号
06-4795-5505受付時間
9:00~12:00/13:00~17:00
休診日
日曜日、祝日、第1・3・5土曜日、年末年始(12月29日~1月3日)