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コラムカテゴリ:放射線科
CT(コンピュータ断層撮影)
公開:2025.02.27
更新:2025.03.11
閲覧数:101view
CT
コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)の略で、X線を使用し、人体の断面像を取得する検査です。
当院では2022年3月下旬に新規CT装置が導入されました。新たなCT装置は128列マルチスライスCT(シーメンスヘルスケア社製 SOMATOM X.cite)。この装置の特徴は、低被ばく検査・低量造影検査・AI技術搭載・ガントリ大口径による快適性向上などです。
低被ばく検査
この装置は『低被ばく撮影』に特化しており、胸部レントゲンと同等の被ばく線量で胸部健診CTが撮影可能*1です。
この装置によって被ばくの懸念が少しでも払拭できればと考えております。
検査の内容・目的によって被ばく線量は異なりますが、どの検査内容でも従来の装置と比べて少ない被ばく線量で検査を受けていただけます。
造影剤の減量可能
従来の装置と比較して造影剤の使用量が最大で50%低減*2が可能になります。造影剤の使用量を減らすことで従来検査が難しかった被検者の検査を行うことや、副作用の軽減にもつながります。
造影剤の使用に不安を感じる方の一助になれば幸いです。
検査の内容・目的によっては適応できない場合もありますが、従来の装置と比べても少ない造影剤量で検査を受けていただけます。
AIによる検査アシスト機能を搭載
この装置はAI技術を搭載しており、天井に設置された3Dカメラが寝台に寝ている患者様を装置が認識し、毎回適切な位置で最適な検査条件の撮影を行うことができます。
これにより再現性の向上と検査時間の短縮も可能となっており、検査を受けるたびに最適で均一な画像を提供できます。
検査の快適性向上
ガントリ口径82cmで圧迫感が少ない装置となっております。
また検出器が128列となり、検査時間が大幅に短縮することが可能となっております。
また、当院では受診者様の被ばく低減を念頭におき、検査業務を行っており、現行では最新処理法である逐次近似法を搭載した64列マルチスライスCT(GE社製 LightSpeed VCT)が稼働しています。
現行のCT装置も従来のCT検査に比べて3割から5割程度の被ばく線量で撮影を行っております。
また、冠動脈CTやダイナミックCT等の多様な造影CT検査や大腸CT検査なども行っており、疾患に合わせた最適な画像を提供しています。
可能な限りの低リスク(低被ばく)による最大限の検査結果を患者様にお届けできるようスタッフ一同配慮いたします。
機能詳細
当院では、より診断に適した画像の提供と患者様に快適に検査を受けて頂くため、下記のCT装置を導入しております。
快適性
・ガントリの口径は国内最大級82cmの大口径・検出器128列による高速撮影
・AIを駆使し、再現性の向上と検査時間の短縮
低線量
・Tin filter(Sn,スズ)を用い、超低被ばく撮影例えば胸部CTなら一般的な胸部レントゲンと同等の被ばく線量で撮影可能
・X-CAREを用いることで、水晶体や乳腺などの放射線感受性の高い臓器への被ばくを最大40%軽減・逐次近似再構成ADMIREを搭載
高画質
・国内最大級1200mAのハイパワーを有し、低線量でありながらも高画質を実現
・AD変換ノイズのないフルデジタル検出器Stellar Detectorを搭載し、幾何学的ボケのない高精細画像を描出
・iMARを搭載し、義歯や人工関節などの金属アーチファクトを高感度に抑制
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